後部座席で正しい姿勢を保つには-猫背撃退!
後部座席は姿勢が崩れがち
後部座席での姿勢、とくに子供の姿勢って気になりませんか?
気にしたことがない方、一度よく見てください。
とくに、後部座席で本を読んだりゲームをしたりしているときの姿勢、ほぼ間違いなく猫背です。
チャイルドシートでがっちり固定されているときは大丈夫ですが、チャイルドシートが無くなるともう自身で姿勢を作るしかなくなり、姿勢は崩れやすくなります。
姿勢が悪いと疲れやすいですし、長時間のドライブに耐えられずイライラしがちです。
どのように姿勢が崩れているのか、どう防ぐのか、見ていきましょう。
最もありがちな猫背・下向き
後部座席での猫背・下向き姿勢
最もありがちなのが、猫背や首が下向きとなる姿勢。
後部座席で、本を読んだりゲームをしているとほぼ間違いなくこうなります。
猫背は背中に負担をかけますし、運動能力の低下につながります。首が下向きだと頚椎の湾曲が失われるストレートネック(テキストネック)になる恐れがあり、非常に問題視されています(ストレートネックについては「スマートフォンで起こる姿勢の問題-ストレートネック」で解説)。
本やゲームを太ももの上に置くために視線が下がり、背中が曲がり首は下を向いて、このような姿勢になってしまいます。
もたれ座り
もたれ座り
こちらもよくあるもたれ座り。何もせず座っているときはこの姿勢が多いです。普段の姿勢が崩れていると、このようなもたれ座りが楽に感じます。
浅く腰掛けているため腰とシートに隙間があり、その状態で背中をシートに預けるので、腰に大きな負担がかかっています。
また体が倒れている分首をまげないと視線が正面を向かないので、首は下向きになっておりストレートネックのリスクもはらんでいます。
子供の場合、ジュニアシートを使用していないと写真のようにシートベルトが適切な高さに来ないため、もたれ座りになりやすいです。
正しい姿勢にするには?
視線が高い、正しい姿勢
防ぐには
- シートに深く腰掛け、腰とシートを密着させます。シートベルトをすると体が密着しやすくなりますので、ぜひシートベルトをしましょう。安全のためでもありますし。
- 身長135cmまではジュニアシートを使いましょう。座面だけの安いものでOKです。ジュニアシートがないと正しい位置にシートベルトが来ないので、姿勢をサポートしづらいですし危険です。
- 背中はシート(背もたれ)に預けます。深く腰掛けた状態で背もたれに体を預けると、腰に負担がかかりません。
- 本を読むとき、ゲームをするときは、本やゲーム機を高く持ち視線を上げましょう。
- リクライニングで後ろに倒すのは、休養や寝る時だけにしましょう。普通に座っているときに背もたれが倒れていると、背中を預けられず疲れますし、体を倒していると前を向くには首を下に曲げ続けなければならず、ストレートネックのリスクが高まります。
視線を高く保つために手を高い位置で保つのが、子供にとっては結構大変です。手を置くテーブルや机がないと、どうしても手が下がってしまいます。
太もも上で使うミニテーブル
畳めばシートポケットに収まります
そこで、便利なのが車内でも使える"わたしだけのミニテーブル"です。太ももの上に置くタイプですが、これだと1000円かからず、折りたためて場所も取らずで、私の車内でも重宝しています。子供もテーブルがあったほうが楽なので、自分から進んで使っています。
視線は最適な高さには届きませんが、かなりましになります。
サイズはフリーサイズなので、大人でも使えますよ。
前方の座席に取り付けて電車のテーブルのように使えるタイプもありますが、あれは距離がありすぎるし不安定で使い物になりませんでした。
姿勢が崩れると疲れやすく居心地がよくありません。座り方、シートベルト、ジュニアシート、テーブルなどを活用して長時間快適に過ごせる車内にしていきましょう。