匠眠 高さ調節ピロー ハイクラス

仰向けでも横向きでも首をまっすぐにしてくれる特殊形状の枕で、正しい姿勢をたもち首や肩の負担を軽くしてくれます。

もちろん全体の高さ調節・部分ごとの高さ調節の両方が可能で、人それぞれピッタリの高さにできるのでどなたでも安心して使えます。
さらに寝返りの打ちやすさも考慮されています。

枕を選ぶならこれが最良

仰向け、横向きどちらでもピッタリの高さに

仰向け・横向きどちらでもピッタリ

仰向けでも首が真っすぐの高さ

仰向け・横向きどちらでもピッタリ

横向きでも首が真っすぐの高さ

大きなポイントが枕の中央と左右で高さが異なることです。

仰向けの時首が真っすぐ伸びる枕の高さでは、寝返りを打って横向きになった時に肩が下になる分高さが足りません。
そのため横向きの時は枕を高くしてやる必要があります。

寝返りを打たなければいいなんて乱暴な解決は無しですよ^^;
普通、寝返りは自然に起こりますし、寝返りをしないと腰に負担がかかりますし、下になっている部分の血行は悪くなるので定期的に向きを変えないといけないんです。

話を戻して、「匠眠 高さ調節ピロー ハイクラス」は中央が低く、左右が高く作られているので、中央で仰向けにぴったりの高さ、左右で横向きにぴったりの高さにできます。
寝返りを打って横に来ると自然と枕の高さもピッタリというわけです。

匠眠シリーズの枕は、スタンダード、ハイクラス、エクストラの3タイプがありますが、左右で高さが異なるのはハイクラスとエクストラです。選ぶならこの2タイプからですね。
実用上、エクストラまでグレードを上げなくても十分なので、お値段のことも考えて、私はハイクラスがおすすめです。

細かな高さ調節

中央と左右で高さが異なっても、高さが体に合わなければ意味がありません。

この枕は全体の高さ調節、部分ごとの高さ調節ができます。よく「8通りの高さ」と紹介されて売られていますが、正確には「8通り以上」です。製品には8通り以上の高さ調節と記載されています。
内部の中材の量を調節すればかなり微妙な高さ調節ができるので、「8通り」と簡単な計算はできないんですよね。

シートで全体の調節

全体の高さ調節

全体の高さ調節は4パターン

10mm厚、20mm厚のシートが1枚ずつ入っています。これでまず全体の高さ調節を行います。

の4パターンから選ぶことができます。

枕中央に頭を置いて仰向けに寝て、できるだけ自分にぴったりの高さの設定を選びましょう。

首が曲がらず顔が真っすぐ上を向くのが理想です。自分では確認が難しい場合は、楽に呼吸ができているかを確かめてください。
枕が高いと首が曲がり、呼吸が少し苦しくなります。

首が反って口元や首の皮膚が引っ張られるような感触があると低すぎるサイン。低いと口が開きやすくなります。

呼吸が楽、首が突っ張らない、目線が真っすぐ上を向く、この高さを目指しましょう。

でもこの時点ではまだそこまでピッタリの高さでなくても構いません。
4パターンの中から最もそれに近いものを選んでください。

中材で4か所の調節

4箇所の高さ調節

中材で4か所の高さ調節

次に中材の調節です。

まず中央の高さを合わせましょう。シートの調節でぴったりだったという方はそれでO.Kですが、2、3mmの調節で寝心地は大きく変わるので面倒がらずにこだわってください。

次に左右の高さ。
左右の高いところに頭を載せて横を向いたときに、おでこ・鼻の頭・顎を結んだ線が床と平行になっていることを確認しましょう。鏡を置けば一人でも確認できるので簡単です。

最後に首部分、白い箇所の高さを調節します。高すぎると首や肩に力が入ってしまいます。
基本の高さは左右とほぼ同じになります。横向きで顔の中心線が床と平行になっていることを確認しましょう。また仰向けになった時に首が反って苦しくないかも確認しましょう。首・肩に負担を感じる場合は高さを下げます。

これで高さ調節は完了です。

シート2種類x4か所の部分調節ということで様々なサイトでは8通りと紹介していると思われますが、2種類のシートで全体の高さが4パターンx4か所の部分調節なので少なくとも16通り、8通りよりずっと多いです。しかも部分調節は中材の量で微妙に調節できるので無段階調節。

これだけ細かく調節できるので、高さに不満はありませんね。

首のアーチ形状を保つ

首のアーチ

首のアーチ形状をサポート

高さ調節ができる首部分、ここが仰向け時に首のアーチ形状を保ちます。平らな枕ではこれは難しいです。

首の骨は体の正面から見た時はまっすぐ、横から見た時は軽く湾曲しているのが正しいです。
そうなると、寝ている人を横から見た時、横向きで寝た場合は首の骨がまっすぐに、仰向けで寝た場合は首の骨は軽く湾曲しているのが正しいです。

首部分のクッションはまさにこのアーチを作ってくれ、首・肩への負担を軽くしてくれます。
さらに、この部分は寝返りにも関わってきます。

寝返りを邪魔しない形状と硬さ

寝返りを打つことで体全体に負荷を分散し血流を確保するので、寝返りがしやすいことは寝具選びにおいて非常に重要です。この枕は寝返りのしやすさにも注意して作られています。

首の部分、ここが枕中央から左右まで分断されず、同じ高さでつながっていますが、これがまずポイントです。

枕の中央を低く、左右を高くすると仰向け・横向きのどちらでも姿勢はよくなります。しかし中央が低いだけだと頭がくぼみに落ち込んでいる状態なので寝返りが打ちづらくなってしまいます。

「匠眠 高さ調節ピロー ハイクラス」は、首の部分は中央から左右までに同じ高さなので、寝返りが邪魔されることがありません。
この設計は秀逸です。

次に硬さ。
ホテルなどの枕だとすごく柔らかくてフワフワしているものが多いです。あと以前は低反発素材の枕なんてのも人気が出ましたね。今でももちろん売っていますが。
こういった柔らすぎる枕は頭が沈み込み寝返りを邪魔してしまいます。

「匠眠 高さ調節ピロー ハイクラス」は、沈み込まない程度の硬さがあり寝返りを邪魔しません。
そのなかでも硬さはソフトとハードから選べ、ソフトの中材はポリエステルの綿、ハードはポリエチレンのパイプです。

中材のパイプ

ハードの中材:パイプ

"どうしても柔らかい感触でないと"という方ならソフトでもよいですが、おすすめはハード

ソフトでも沈み込むほどではありませんが、寝返りのしやすさはハードに及びません。

枕は頭が痛くない範囲でなるべく硬くあるべきです。

また、パイプのほうが通気性に優れているので衛生的です。

サイズは2種類

サイズは2種類で、Sが幅45cm、Mが幅57cm。

枕外来で有名な16号整形外科の山田朱織院長は、枕の幅は50cmから60cm程度が望ましいとされているのでピッタリです。

どちらのサイズにするかですが、ほとんどの方はMがおすすめで、小柄な人ならSですね。

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