猫背反り腰とは-現代に多い悪い姿勢の見本
現代に多い猫背反り腰と正しい姿勢の比較
猫背反り腰(ネコぜそりごし)とは背骨の胸部分(胸椎)は後方に湾曲した猫背で、腰部分は前方に沿った反り腰になる、猫背と反り腰が同時に起こる姿勢です。
現代で悪い姿勢といえば、この猫背反り腰が一番多いのではないでしょうか。
現代の生活で増える猫背反り腰
PCに向かうなど、座っている時間が多い現代の生活ではどうしても猫背になりやすいです。
猫背になると重心が前に来てしまうので、力を使わずバランスを取ろうとするとお腹を突き出す反り腰になります。このため実際より太って見えます。
姿勢の違いで太って見える
力が抜けているので楽に感じますが、実はその逆。
背骨が本来の湾曲とは異なる角度で曲がっているため、首・腰に大きな負担がかかっています。
前に出た頭を支えるために首の筋肉は常に力が入っています。また腰が大きく湾曲しているので、上半身の重さが腰の骨(腰椎)にかかり関節に大きな負担をかけています。
猫背のまま腰をまっすぐにするには力が要りますが、猫背を直せば力むことなく腰もまっすぐにできますよ。
反り腰との違い
反り腰
一般的に言う反り腰は胸を張って背中が反りますのでお腹は出ません。一見きれいに見えますが、反りすぎで背骨に負担がかかっています。
これに対して猫背反り腰の反り腰では胸が引かれるのでお腹が突き出て、肥満のお腹のようにポッコリと出ます。
運動量が少なくなったうえに、座る時間が長い現代の生活スタイルは、背中が曲がりやすく、結果猫背反り腰が増えています。
自分の姿勢を確認したとき、腰が反ってお腹が突き出ているなと感じたら、ほぼ間違いなく猫背反り腰です。腰への負担も大きいですし、見た目もかなり損しているのでぜひ直していきましょう。